【くちビル】山形県遊佐町で生まれた、あたらしい地域のつながり。
GNCスタッフの藤川です。
現在わたしは、山形県遊佐町地域おこし協力隊として活動しています。今年の4月から、なんの縁もなく移住した遊佐町で、地域おこし協力隊の事業としてどのようにくちビルを活用し、地域のさまざまな人を巻き込んで『くちビルディング選手権』を開催したのかお伝えします。
地域おこし協力隊としての業務は、生涯学習やスポーツ推進の分野に携わること。そのひとつとして、くちビルディングの実施を業務の一貫に位置づけ、進めていくことにしました。
「選手権」としての大がかりなイベントづくりには、近隣の東北公益文科大学の学生の力を借りました。チラシを配布し、最初に反応してくれた学生の伝手を頼って、5名の学生が集まりました。事前に3回ほど集まって企画を作りあげ、当日の運営にも協力してもらいました。福祉を専門とする学生さんたちが、地域と関わる接点を作れたことはとても嬉しいです。
告知には、まちづくり協議会のネットワークを使わせて頂くとともに、業務内で出会った方々などにも「参加してほしい」と声をかけて回り、第1回は大盛況に終わりました。小学生から高校生、大学生、働き盛りのお父さんから80代のおばあちゃままで、幅広い年代の方が集まり、大笑いで楽しんで頂けました。第2回は、前回に引き続きの方はもちろん、第1回を楽しんで頂いた方に誘われて来てくださった方などもいらして、集まった時点ですっかり和んだ雰囲気で始まりました。前回参加をして、4位で悔しい思いをした小学生が「今日は絶対優勝するんだ!!」と意気込み、見事優勝していたのがとても印象的でした。
また、藤崎小学校からは『ふれあい活動』という参加型の祖父母参観の企画のひとつとして、くちビルディングを実施して欲しいとの依頼がありました。1回15分、親子で楽しめる競技とレクチャーを行いましたが、「楽しくってためになる!」と大好評でした。藤崎小学校のみなさんには、オリジナル体操のムービーにも出演してもらっています(近日公開予定!)
高瀬まちづくりセンターでも、『花の長寿大学』という65歳以上が集う長寿会の講座にて、口腔ケアに関することをしてほしいとの依頼があり、50名を超える参加者の皆様に向けて、競技とレクチャー、オリジナル体操を行いました。くちビルディング後の昼食タイムでは「口をたくさん動かしたから、ス~っとごはんが食べられる!」との声を聞くことが出来ました。
こんな風に、地域おこし協力隊の業務の一環として、くちビルを「誰でもできる手軽なスポーツ」と位置づけ、実施しています。各地のくちビルで知り合った方々が、また町の中で繋がっていく事を考えるとワクワクしてきます。( 2016/12/13)
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