私たちは、すべてのお年寄りが生涯「食べる力」を楽しく鍛え、
健康長寿に暮らす社会を作るため、くちビルディング選手権を全国で展開しています。
くちビルディング選手権は、子どもからお年寄りまでの多世代が混ざり合ってチームで戦う、口腔機能に特化した新感覚スポーツです。
競技を行っているうちに、意識せずとも「食べる機能」が鍛えられる、熱く楽しい効果的なプログラムになっています。誰もが気軽に参加できる新しい形の予防医療・保健活動として、医療が持つ「する側/される側」という一方的な関係性や、地域の中にある世代間のギャップや、無関心を越えていきたいと考えています。
食べる機能の衰えを防止しながら、ケアリテラシーを高めるプログラムです。
年齢を重ねると食べ物が飲み込みづらくなったり、味覚の低下や滑舌が悪くなるなど、誰もが口の機能の衰えを感じるようになります。これを「オーラルフレイル」といいます。
オーラルフレイルが進行すると、食べ物や唾液が食道ではなく誤って気管や肺に入ってしまう「誤嚥」を引き起こしやすくなります。誤嚥を繰り返すことが原因となる「誤嚥性肺炎」は日本人の死因の第七位になるほどの病気です。
くちビルディング選手権は、従来型の口腔リハやレクリエーションではなく、本気のスポーツ競技として真剣に楽しみながら、高齢者の食べる力、そして地域全体のケアリテラシーを高めることのできるプログラムです。
あらゆる世代が地域と関わりながら
一緒に楽しめる、医療的視点を持った新感覚のスポーツ競技です。
摂食嚥下機能に特化した新感覚スポーツ競技
舌の動きやくちびるの力など、お口まわりの筋肉を使って行うスポーツなので、こどもからお年寄りまであらゆる世代の人が同じルールで競えます。意外なあの人がトップアスリートかも!?
医療職と一緒に競技を開発
医師・歯科医師・看護師など、医療に関係する知見をあわせて競技を開発しています。ただ楽しいだけではなく、競技を楽しむうちに自然と摂食嚥下機能のトレーニングができる仕組みです。
専門職と住民とが新たな関係性を構築する機会に
くちビルディング選手権の開催を通して、「患者・利用者」ー「医療・介護専門職」の関係性を超えた新たな交流の機会が生まれます。
参加型で双方向のコミュニケーションの場だからこそ、お互いにとって新しい気づき・学びを得たり、より深い関係性づくりができます。
くちビルをキッカケに、地域の「食支援連携」の輪が広がります
地域の「食支援」や「フレイル予防」の取り組みを、地域の医療・介護職、まちづくり職の方々と一緒になって、より楽しくより効果的なものにするお手伝いをしています。くちビルディングで培った要素を盛り込んだ実践的で楽しいノウハウをもとに、地域の食べる力を支える様々なキッカケが生まれます。
一般社団法人グッドネイバーズカンパニーについて
もっと参加型で、もっと創造的な地域医療や保健活動を目指して!
グッドネイバーズカンパニーは、地域の医療・保健・福祉の取り組みを、より参加型で創造的なものにすることで、地域や個人が抱える健康課題の解決に貢献することを目指しています。「医療」という言葉は、専門的で難しく、体調を崩してから関わる、というイメージが先行しがちです。そこで、私たちは、医療・保健・福祉の活動をもっと参加しやすく、もっと楽しい雰囲気で、もっと多世代で楽しむために「プレイフルケア」という考え方を基に活動しています。今後も、様々なテーマに対して参加型で創造的な課題解決方法を提案します。
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